
チャンディガール
Chandigarh(1951〜)
by Le Corbusier
- Photo: Kazuhiro Koide
- Text: Megumi Yamashita@architabi
1951年設計。設計:ル・コルビュジエ。パキスタンのインドからの分離独立に端を発し建設されたパンジャブ州とハリヤナ州の新州都。全体が碁盤の目状に47のセクター(街区)に分割され、中央官庁街を頭、繁華街を心臓、緑地を肺、文化施設を知能、道路網を循環器と、人体に模して都市計画されている。800m×1,200mの各セクター内にはそれぞれ学校、病院、商店、娯楽施設などが配置され、ル・コルビュジエが掲げた「輝く都市」の具現化が見られる。高等裁判所(1952)、合同庁舎(1953)、議事堂(1955)、オープンハンドのモニュメント(1985・写真)、美術館(1952)など、ル・コルビュジエ設計の建築も中央官庁街に点在する。